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藤「おいおい、大丈夫かよアレ;」
原「総司が相手だろ;」
永「嬢ちゃんは、案外けっこうヤレると思うぜ」
外野の隊士に混ざって、三馬鹿も成り行きを見守る…
永「けど、嬢ちゃんのあの構え…」
右手に刀を持ち、切っ先を沖田に向け、地面と刀を平行に構えている
構えも初めて見るが、あの沖田相手に片腕で戦う気らしい
藤「…総司、舐められてんのかな?」
確かにそう疑うのも無理はない
沖「……」
背後から這うような、ジックリと体に染み込む殺気…
斎(…相変わらず、たちの悪い殺気だ)
だんだんと隊士達も集まりはじめるが、沖田の殺気に顔色が白い
人は、本当に恐怖すると声はもちろん、体が硬直すると言う
隊長格を除き、隊士達がそんな状態だ
沖「もういいかな? こっちから行くよ…ニヤ」
痺れをキラしたのか、沖田は舞に斬りかかった
迫り来る沖田を前に、舞は静かに目を開けた
その身に纏うものは、冷涼な気…
キ--ィン!
沖「フフッ、やっぱり強いな♪」
思った通りの腕前ですね//
でも、殺気が…無い?
本気でないと判断した沖田は、不機嫌そうに眉根を上げた
沖「…まぁ、い~や! どっちにしても負ける気ないし♪」
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