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沖「…一君さぁ、実際舞に興味無いでしょ?」
風呂に入りに行った舞を部屋で待つ
必然的に部屋には、沖田と斎藤が二人きり…
気まずい空気は慣れたもの。未だに腹の見えない両者は、互いに少し距離を置いている
斎「…興味ならある…が、今の所女としては無い!」
ブレる事なく答えたところから、これは本心らしい
ほっとしたような顔で、沖田は壁にのしかかった
沖「やっぱりね♪じゃあ、お願いがあるんだけど」
斎藤は沖田を一瞥すると、静かに目を閉じた
斎「…部屋なら譲らぬぞ」
おおかた先程の勝負の戦利品を期待しているのだろう
斎「無理強いは感心しない…大体、女に執着せずとも苦労すまい」
二人にしてしまえば、舞が泣くことになる
目に見えて分かる被害を防ぐためにも、斎藤は部屋に居座るつもりだ
沖「女には困りませんよ?
でも、俺の好みにかなう女はそぅ居ないし…
一君、俺の恋を応援してよ(黒)」
斎藤は、訝しそうに沖田に向き直った
沖「無理強いはしないよ…約束する」
斎「…前科はどう説明する?」
小手先の猿芝居が通用する相手ではなかった
ついでに同情と言った類も無効化らしい
沖(…ホントに喰えない人だな‥)
この鉄壁を突破する術がありませんねぇ…今回は我慢しますが、何か策が欲しいな…
沖(舞が惚れてくれれば、手っ取り早いのに…)
まぁ、愛が無くても子さえできれば…あなたは永遠に俺のものになりますね//
沖(楽しみは、後に取っておきましょう♪黒)
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