1人が本棚に入れています
本棚に追加
1
それは実に面白かった。
右上に番号がふってあったので、おそらくそれが頁なのだろう。
自分の部屋で、持ち帰ったそれをほんの数頁読んだだけだが心惹かれるものがあった。
流麗な文字の羅列。豊富な語彙が知識のひけらかしとは違う、稚拙な自分を恥じたくなる様な何かを感じた。
文芸部である以上多少なりとも人より本を読むのが好きではあるし、自分で書いてみようと思って挫折した私からしたらそれは非常に関心も感心も高いものだった。
それと同時にこれは現部員が書いたものではないであろうことがおおよそ予想がついた。
最初のコメントを投稿しよう!