ホントに本と

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何故ならここまで書ける人間が現部員にはいないからだ。 文芸部の活動に、一人につき一つ短編を書いてきて回し読みで評価をし合うこと。 その日部長から出されたお題に対して原稿用紙一枚分にまとめて文を書き、それを評価し合うこと。 等といったものがあり、それで部員達のおおよその力量がわかっているからだ。 まあ私を含めた本当に数人の奇特な人物は自分はなにも書かず、他の人の作品を読んでいるわけだが。 しかし、この原稿用紙に書かれた文は書籍としての商業性や芸術性が非常に高く感じた。 つまるところ、ベストセラー作家と肩を並べても遜色ない出来映えだと感じたわけだ。
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