空から落ちてきた少女

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それから数分後、担任の先生が教室に入ってきた。 担任の名前は風間将明 いろいろと謎の多い先生でいろんなことを知っている。自称18歳とかいってるが本当かどうか…… 「喜べ!男ども!今日うちのクラスに入ってくる転校生は女の子だ!」 「おぉ!」 クラスの男子全員がさけんだ 「しかもかなりかわいいぞ!」 「おぉ!」 さっきよりクラス男子全員の声がおおきくなった。 たかが女の子の転校生ってだけではしゃいじゃって。期待する気持ちはわからくもないが。 「入って来ていいぞ。」 先生は教室のドアに向かって言った。 ドアをあけ、銀髪で髪型がサイドポニーテールの女の子のが教卓まで歩いてきた。 ま……まじかよ!あの子昨日会った女の子じゃねぇかよ。またあえるとはついてるわ。 「では自己紹介してくれ!」 女の子「はい。」 女の子は先生からチョークを受け取り、黒板に名前をかいて、クラスのみんなの方に向いて自己紹介し始めた。 「私は、渡来かなでです!これからよろしくお願いします!」 かなではお辞儀していった。 「渡来は帰国子女だ。わからないことは教えてやってくれ。」 「はい。」 クラス全員が返事した。 かなではクラスを見渡し、隼人をみつけた。 「あ!昨日の変態さん!同じクラスなんだ ぁ。」 かなでは隼人を見て指をさした 「誰が変態さんだ!」 「二人はもう知り合いだったか!なら渡来、ちょうど岡崎のとなりの席があいてるから、そこに座れ。」 「はい!」 「岡崎!おまえが学校案内とかしてあげな。」 「わかりました。」 俺はいやいや引き受けたが本当はうれしかった。 かなでは隼人の隣の席に座った。 「お……俺は岡崎隼人。よ………よろしく。」 隼人はかなでをみて、照れていた。 昨日は普通に話せてたのになんで今日は緊張しちまうんだぁ 「これからいろいろとよろしくお願いしますね。隼人君。」 「は……はい!ってか普通いきなり名前で呼ぶか?」 「ご……ごめんなさい。迷惑でしたら……」 「べ……別に名前で呼んでくれていいよ!」 「じゃあそうさせていただきますね。」 かなではにこっと笑っていった。
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