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午前の授業が終わり、今は昼休みだ。
「隼人。食堂に昼飯、食べに行こうぜ!」
「いいぜ!」
「ちょっとまったぁ!私もいく!」
茶髪の女の子が返事をしながらこちらにきた。
彼女は、川口 優
小学生の時からの腐れ縁でいつもテンションが高くて、お祭りごとが大好きである。
「わかった。」
「ありがとう。渡来さんも一緒に行かない?」
優はかなでのほうを向いて聞いた。
「行きます。」
4人は教室を出て、食堂にむかった。
「今日は、らーめんにでもするかな。」
「じゃあ私は、チャーハンにしよっと。」
わたると優は機械で券をかい食堂のカウンターにもっていった。
「じゃあ俺は、焼肉定食にするかな。」
この定食、おれにとって量がちょうどいいんだよね
「私は、隼人君と同じのにする。」
「渡来さん!その定食、量がおおいけど大丈夫?」
カウンターでチャーハンが出来るのまってる優が振り向いてかなでにいった。
「大丈夫です。あと渡来さんじゃなくて、今度からかなでって呼んでくださいね。」
「わかったぁ!」
「そういえば、渡来さんって帰国子女なんだよね?」
「はい。」
「日本に帰ってくる前は、どこに住んでたの?」
「私もそれは気になる。」
まちがってもエンデュミオンからきたなんていえない。
「遠いところからきました。」
「それじゃあわからないよ」
優は傾げながらいった。
渡来さんは困った顔で俺のほうを見てきた。
「二人ともそこまでにしとけ。渡来さんが困ってる。」
「かなでちゃんごめんなさい。」
「俺も興味本位で聞いてわるかった。謝る。」
「いえいえ。」
俺たちは話しながら昼飯をたべ、教室に戻った。
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