魔法少女

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俺と渡来さんはさっさと学校をでて駅前に向かった。 今、俺は美少女と一緒に歩いている。これってまわりの人からみたらデートにみえるのだろうな……ってなに考えてるんだよ。俺は! 俺達は学校をでてからずっと、何を話せばいいかわからず黙り込んでいた。 渡来さんとふたりきりなんて、めったにないからなんか話さなければ。 「今日のテストどうだった?」 「今日のテストはまぁまぁだったかな……」 「そうなんだ。」 またふたりは黙り込んでしまった。 こんなんじゃあ全然会話が続かない。 俺が話題を考えながら歩いてるといきなり前から なにかが飛んできた。 「隼人君。危ない!」 渡来さんはすぐに俺の前に立ち、右手を前にだして魔法陣を展開して前から飛んできたなにかを防いだ。 「………」 俺は突然の出来事にびっくりして声がでなかった。 「私の攻撃を防ぐとはやりますね。お嬢さん!」 「誰!」 隼人達の前に金髪でがたいがいい男が現れた。 「私の名前は、かおるとでも名乗っておきましょう。以後お見しりおきを。」 「私達になんのよう!」 「お嬢さんに用はありません。私が用があるのはそこの男だ。」 かおるは隼人を指差して言った。
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