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そして次の日、かなちゃんが引っ越す日がきた
昨日、公園から家に帰ってきたあと、僕はベットで泣きじゃくり疲れてそのまま寝てしまっていた。
「も…もう朝!」
僕はベットからとびおり、いそいで着替えた。
僕の部屋は2階にあるので、いそいで階段をおりて、1階に行き、そのまま玄関に向かった。
「隼人!そんなにいそいでどこにいくの?」
「かなちゃんの家。かなちゃんを見送りにいく。」
「そういえば、昨日、隼人がかえってきてすぐに、かなでちゃんのママから電話がきて、昼の12時にでるっていってたよ。」
今はまだ朝の10時、普通に間に合うなと僕はほっとした。
さっさと朝ごはんを食べ、11時に家を出て、かなでの家にむかった。
かなでの家に走って5分でついた。
かなでは向こうから走ってくる隼人に手を振った。
「隼人君!きてくれたんだ!」
「うん。」
僕とかなちゃんは出発の時間まで、楽しくはなしをした。
そして出発の時間がきた。
「お別れの時間だね……」
かなでは泣きそうな目でいった。
「うん……」
「私達、また会えるかな?」
「きっと会えるよ。僕はかなでの事、絶対忘れない
。だからかなでも僕を忘れないで。」
「うん。絶対に忘れない。今隼人君、私のことかなちゃんじゃなくてかなでってよんでくれた。」
「うん。じゃあ指きりしよ」
「いいよ!」
2人は指きりをして約束した。
ゆびきりがおわったあと、かなでは車に乗って引っ越して行った。
僕は、かなちゃんにまた会える気がした。
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