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確か俺は車を運転していたんだ、その日は仕事が上手く行って上機嫌だった、だが仲間が道を間違えて変な村に着いてしまって、…急に車がスリップして衝突、そこから記憶は曖昧だが…。
助手席の仲間は前に身を放り投げられ沢山のガラスを体に刺していたすぐに死んでいるんだと思った、後ろはわからないが苦しそうな声が聞こえる。
ぼんやり考えてた後から伝わってくる違和感、首に何かが…何かがある、ああこれは…刺さっているのか?
迫り来る死に焦り?いやまさか、こんな形とは思わなかったが覚悟はしていた、決して太陽の下を胸はって歩けるような仕事はしていないんだ、あり得る話だった。
「…、死で償うなと言うのか?」
覚悟していた分、こうなっては苦しむしか選択は無くなった、…俺は不老不死とやらになったらしい。
「…おいノラ帰ってこーい」
「……今日も不味いなここの飯は」
「あ、おかえ、びぃっ!」
パチンッ
「ただいま」
「…何で叩いたし、何で叩いたし…!」
「安心しろ、おはようの猫ぱんちだ」
「安心出来ねーよ!!」
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