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「そういや今日だよな?イカれ村長との面会」
「…まじかよ」
「いや昨日の夜に自分が言ってただろ!」
…そんな気もする、不老不死になりすぐに牢獄行きになった者は、曖昧な記憶なので危ない対象に見られるらしい、だから村長という奴が確認にやってくるとか、チワワが色々話してくれた。
「…アンタも即牢獄入りだったのか?やけに詳しかったみたいだけど」
「ん、まあこのチワワくらいになれば情報なんて勝手に集まるってもんなんだぜ」
「………ふーん」
「何その疑惑の目、何なの!チワワ馬鹿にすんな!」
「じゃあ何して捕まったんだよ」
「ん?…んー秘密、ほらそろそろ仕事の時間だぜ、早くそれ片してしまえよな」
そう言ってちみっこい体に似合わぬくらいの食べ終わった食器を手にして去っていく、見た目は10代…いやまだなってもいないか、つまりはその頃から不老不死、果たしてそれはどういうもんかな。
「…考えたくもねーな」
朝食を終え、立ち上がるところにおいと声が掛けられた
「面会だ」
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