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「あ、いつもはこんなに教えてあげてないんだからね、ドブネズミくんが可哀想な立場だから特別なんだよ?感謝してくれよ」
「…いいから教えてですの」
今更だが面倒な奴だ、僕より年上のようなのになんだか子供っぽい、少し変質者的なオーラを持っているようなそんな感じ、正直は関わりたくないが一応助けてくれた人だし悪い奴ではないのだろう。
彼は車椅子を自走しては暖炉横に置かれていた新しい薪を火に向かい放り投げた、上手いことしているが……?あれ、車椅子でどうやって助けられたんだろう、僕はこれでも14歳だ…身長は確かに低い方だが、でも車椅子の人に運べるくらいお手軽な体重ではないはずだ…筋肉も無い方だが。
「じゃあそうだね、まずは村について話そうか」
綺麗にこちらに向きなおしては耳もこちらを向いた、…取り付けてるわけでもなく本当に生えてるのが理解できる。
「この村は少し変わっていてね、簡単に纏めると不老不死になれるが死亡フラグが乱立する、村なんだよね」
「何それ怖い」
「ついでに不老不死になるには人ではない別の動物と共鳴する必要がある、キミは運良くドブネズミと共鳴出来たから見事に不老不死を…」
「は!?ちょっと待って!何その話っつまり僕不老不死になったのです!?」
「喜ばしいことだろ?」
「非常に残念なことですよ!」
不老不死?共鳴?
全然理解出来ないですよ!
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