あにまる☆いあー

7/7
前へ
/12ページ
次へ
  「それで…ドブネズミくん、満足したかい?」 「……僕はこれからどうなるですよ」 「無論住人になってもらうよ、外へ出ても死にまくって生き返って気持ち悪がられて、…さあどうなるかな?」 「……」 …想像したくない。 「ねえドブネズミくん、名前はどうするんだい?」 「…」 名前? …思い出せないな。 「…適当に決めて下さいですよ」 「じゃあドブネズミくんはドブネズミくんだね、もう定着しちゃったよ」 「それは、……まあいいですの…」 もう定着したのはこっちもだ、せめてもっとマシな物とか思ったけど、どうせこれからもドブネズミなのだからどうでも良い。 これから僕は、ドブネズミのような人のような存在で生きていくのだから。  
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加