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「それで…ドブネズミくん、満足したかい?」
「……僕はこれからどうなるですよ」
「無論住人になってもらうよ、外へ出ても死にまくって生き返って気持ち悪がられて、…さあどうなるかな?」
「……」
…想像したくない。
「ねえドブネズミくん、名前はどうするんだい?」
「…」
名前?
…思い出せないな。
「…適当に決めて下さいですよ」
「じゃあドブネズミくんはドブネズミくんだね、もう定着しちゃったよ」
「それは、……まあいいですの…」
もう定着したのはこっちもだ、せめてもっとマシな物とか思ったけど、どうせこれからもドブネズミなのだからどうでも良い。
これから僕は、ドブネズミのような人のような存在で生きていくのだから。
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