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「…だりぃ」
ここに来て3日経つが、まだ思い出せない現実ばかりに首のギプスを撫でていた、きゃんきゃんとくだらない話ばかりをする同室のチワワがうざいばかりな状態だ。
「おいノラ、朝飯食いに行かねーのか?」
「うっせぇ」
「あん?オレサマの必殺を見てぇのか?」
「どーぞ」
「必殺上目遣い!」
「…」
パチンッ
「きゃんっ!」
…俺の名前はノラネコ、牢獄に住んでる罪人らしい。
「何すんだテメェ!」
「安心しろ、必殺猫ぱんちだ」
「何を安心だ!普通にビンタだろ!」
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