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「こんにちは。野村和樹さん身体の具合はどうですか?」
「少し痛むくらいですね」
「私は広島県警の澤田です。いきなりで悪いんだけど、昨日のこと詳しく話してもらえないか?」
正直思いだしたくもないけど、話すことにした。
「分かりました。昨日の16時くらいに仕事が終わり、16時30分くらいに家に帰ったら、父、母、そして妹がリビングに血だらけで倒れていたんです。その時後ろからいきなり誰かに殴られたってわけです。誰がやったんですかッ?」
気付いたら刑事さんの胸ぐらを掴んでいた。
「まだ分かない…全力で捜査していくから待っていてほしい。」
待ってられない!!
俺は犯人を探して殺してやりたい気持ちでいっぱいだった。
「また何か思いだしたら連絡をくれ。それじゃお大事に。」
刑事さんは病室を後にした。
何か忘れてるような気がする…家で何か見たような気がするのに……
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