Mark

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「まなみ、俺たちが大人になったら絶対結婚しような!!」 「うん、あたしたくやくんと結婚する!!」 「約束だからな!!」 夢、かぁ… またあんな夢を見てしまった。 あたしがまだ4歳のころ、当時家の近所に住んでいた幼なじみのたくやくんと結婚の約束をする夢。 もう12年も経つのにいまだに見てしまうあたしは、相当な馬鹿かもしれない。 もう叶うことがない恋なのに… コンコンッ 「愛美、朝ごはん出来たわよ~起きなさいね~。」 ドア越しにお母さんの声が聞こえた。 「は~い、今行く~」 枕元にある時計を見た瞬間、目覚ましが鳴った。 「良かった、今日は早く起きれて。」 あたしはベッドから起き上がり制服に着替え髪を整えてから、一階のリビングへと向かった。
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