千見寺財閥の御曹司

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午前中で終わった学校でも、食堂は生徒のために開いてくれる。 さすが私立というだけあって、食堂は特大サイズだ。三学年いるけど、ちっとも狭くない。 約束通り歩美と食堂に向かった。いい香りが外までしてくる。 「なんにしようか。」 「コロッケ! 絶対コロッケ!」 「そんなに食べたいんだ。」 歩美の希望に答えることにして、コロッケを注文する。かなり良心的な値段だ。 しばらく私たちがとった机で待っていると、私たちの番号が呼ばれる。 「意外と早いんだね。」 「ねー。用意してあるんじゃないかな、美味しいといいね。」 カウンターのところでご飯を受け取り、私たちは自分の席に戻ろうとした。
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