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7年前、私は11才だった。 ランドセルを背負って小学校に通う、至って普通の小学生だった。 周りのコ達と一つだけ違うのは、好きな男子がいないこと。 だから好きな男子の話で盛上がる友達の輪にいても、いつも私は聞き役で。 だからと言って友達を羨ましいと思うこともなくて。 同級生の男子が子供に見えて、自分の中では対象にならなかった。 ただ、それだけだった。 だから、いつか友達のように自分にも好きな男の子が出来るのだろうって、漠然と思ってた。 そう、あの時まではーー。  
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