幼き頃

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ダイは元々捨て猫だったという 目やにだらけの顔、ボサボサの毛並み、見ていられないガリガリの体… それを拾い、育てたのが客人だった 動くこともままならないダイに、ほ乳瓶でミルクを与えて大切に大切に育てた おかげでダイはしっかりとした健康体に しかし、客人の家にはすでに何十匹という猫がいた こんな沢山の猫の中にいるより、もっと愛してくれるような人にもらってもらいたい… それが客人の願いだった
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