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それでも二度目、無理矢理に付き添ったのは
「ダイの肛門から、フンじゃなくて膿みが出た」
一度目の検診でそう聞かされ
「朝、猫缶の中身を口に入れたら、ダイの牙が抜けた」
朝、母から涙声の電話がかかってきたから
その頃のダイはもう、まともに物を食べられる状態じゃなかった
ドライフードを噛むことなど出来ず
猫缶の中身をつぶした物さえ口にしない
これ以上痩せさせない為にと
口を開けさせ、その中に小さく丸めた柔らかいご飯を放り込む
酷いことをしているように見えたとしても
これがダイを生き長らえさせることになるならと
母が取った苦肉の策
しかし、ダイの口には口内炎があり
それに引っかかった拍子にダイが暴れ
必死で引っかかったご飯を取ろうと、口を開けながら顎を掻きまわり
結果
牙が抜け、血が溢れ出した
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