ダイ～私の愛する猫～

さよならのカウントダウン

病室に入って行われるのは、まず体重測定

次に、肛門に体温計を入れ体温がいくらあるか計る

予想通りの低い体温を告げられた時、私の頭は不思議と冴えていた

医師がお腹を触ると、ダイは嫌がって弱々しく体をよじった

“痛いかも知れないけど、頑張って”

心の中で必死に語り続けた

そして、医師の手が離された