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そこは、眼を開けると蒼い世界だった。
体感温度は、暖かいような寒いような…中途半端な温度。
気分は…
最悪とも言う。
(息ぐるし…)
無理して起きようとするが、すんなりと起きられない。
ゆっくりと、のっそりと起き上がる。
(………?)
ここは、どこだろう…?
うまく頭が回らない。
頭が回らないのだから、当然思考回路も回らない。
頭がうまく回らない中、手を伸ばしてみた。
何かに触れているような、腕に見えない何かが的わりつく。
(………何?)
疑問に思いながらもその何かを腕に的わりつかせる。もう片方の手で触ってみるものの、感触がない。
腕を動かしてみると、的わり具合が増す。
しかし、止めると同時にその感触が止む。
しばらくたった。
頭が回るようになり、辺りの温度が暖かくなったような気がする。
前とは違い、普通に立てるようになったのもそうだし、少し辺りを歩けるようになっていた。
そして、改めてこの場所を見渡した。
何もなく、果てしなく続く淡い蒼の空間。
一回グルっと回るものの、変わったものは見当たらない。
(本当…ここはどこだ…?)
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