☆第二章☆

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どん!! サニャの背中が、誰かの手によって押された。 「わぁ!!」 ざぶん!! サニャはそのまま海の中へ入ってしまった。 一瞬何がおこったかわからず、固まってしまったが、急に息苦しくなり、急いで空気を吸おうと上へ泳ぐ。 「ぷはっ」 水面にあがり、息を数回すう。 「お姉さん!何するの―…」 ハッとした時には、辺りの風景が変わっていた。 (―…え?) 見たことの無い風景だった。 青々としていた風景の筈なのに、今サニャの目の前にある風景は、 赤、 炎の赤だった。
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