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「お姉さん、どうしてサニャがほうれん草のシチューが好きなことわかったの?」
「―――…。」
お姉さんは、ただ微笑んでいる。
そしてサニャは、一口食べた。
「―あ、おいしい…!!」
コショウがきいていて、とても美味しい。
まさしく、サニャの好きな味だった。
お腹がすいていたせいか、あっという間に食べ終わる。
その時間、わずか数分……。
「ん~!!美味しかった!!ごちそうさま。」
お腹いっぱいになったサニャは、お姉さんに話しかけようとしたが、
「あれ―…?眠いや…お姉さん、サニャ―…」
最後までいい終える前に、サニャは再び布団の中で寝てしまった。
「サニャちゃん、おやすみなさい…。」
お姉さんは静かに部屋を出て、戸を閉めた。
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