☆第三章~序章~☆

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―私は、誰だろう…― この、何もない世界に置いて、一つ、わかった事がある。 昔、私は海が好きだった。よく、海へでかけた。 そして、日が暮れるまで――と遊んだ。 海に纏わる伝説も好きだった。 人魚、海賊、クラーケン、リヴァイアサン、幽霊船――…。 「その中で、私は―…。」 そう、人魚になってみたかったのだ。 あの大好きな海の中を自由に泳ぐ、あの人魚に――…。 「海が見たい――。」 (この世界に、海は存在しないのか…?) また、一つ疑問がうまれた。 少女は問う。
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