1人が本棚に入れています
本棚に追加
―私は、誰だろう…―
この、何もない世界に置いて、一つ、わかった事がある。
昔、私は海が好きだった。よく、海へでかけた。
そして、日が暮れるまで――と遊んだ。
海に纏わる伝説も好きだった。
人魚、海賊、クラーケン、リヴァイアサン、幽霊船――…。
「その中で、私は―…。」
そう、人魚になってみたかったのだ。
あの大好きな海の中を自由に泳ぐ、あの人魚に――…。
「海が見たい――。」
(この世界に、海は存在しないのか…?)
また、一つ疑問がうまれた。
少女は問う。
最初のコメントを投稿しよう!