☆第一章☆

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ここは、あるお城の城下町。 今はバザーをやっててとても賑わっている。 この城下町、街の中心に丸く綺麗な噴水があり、その噴水から蜘蛛の巣のようにどの道を行っても必ず噴水へ辿り着くようになっていた。 その噴水を囲むかのように、数日前からバザーを開いていたが、そのバザーもいよいよ終わろうとしていた。 「さあ、最後のバザーだよ。サニャ、行っておいで。」 日本円で約千円を持たされたサニャは、バザーへと出掛けた。
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