☆第一章☆

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「バザーだ、バザーだ!!」 まるで始めてバザーに行く子かのようにおおいにはしゃぐ。 人の中をくぐり抜け、くぐり抜け、くぐり抜け、…。 サニャの目当ては、たった一つだった。 それは、――… 「ファラお兄ちゃん!!」 ある屋台に、一人、営業者がいた。 青年で、蒼の髪に蒼眼。 サニャとファラは別に兄妹ではない。 ただ、近所に住む幼なじみだった。
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