教授と呼ばれる大バカ野朗

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よし、この文章なら母も納得してくれるだろう、という文章を僕は完成した そして、自分の世界から現実の世界へと帰った 時間はすでに三時間目が終了し、四時間目の終盤だった すると丁度チャイムが鳴り、四時間目が終了した チャイムが鳴り、生徒たちは昼食の準備を始めた 仲のいい友達と机をくっつけたり、椅子を持って行ったりと、友達との昼食を楽しもうとしていた 僕は残念ながらそんな友達はいないので、この時間はいつも図書室に行き、本を読みながら昼食をとっている しかし今日は司書の先生はいない 図書室は開いていない 僕は仕方なく隣の席の今友達と仲良く喋っている図書委員の彼女から鍵を貰おうと思った しかし、楽しそうに喋っている彼女に水を差すのは悪いので、会話に区切りついたら言おうと思っていた しかし、僕は彼女達の会話を聞き入ってしまった 「ねえねえ!ニュース見た?」 「えぇ~?何の話?」 「えっ!知らないの?ほら、あの犯罪者を~」 「ああ!思い出したよ!あの世界中の国の軍隊の武器庫に行って兵器を破壊するしてるっていう!」 「そうそう!勿論犯罪だから警察とか全力で探してるのに全然捕まらないんだってさぁ~」 「名前なんて言ったっけ~えぇーーとーーー」 「KKK(トリプルケー)だよ。何かすごいよねぇー、この時代に警察から逃げきっているって…」
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