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その息遣いと彼の体温を背中に感じながら、私も夢見心地になる。
眠い…
「ん~、なんか寝たような気がする。しかし、疲れが取れない。握力が回復しない。指が動かない。」
指が…ダメだ。
想像してしまう。
彼の指の動きを。
「休みなんやから、寝たいだけ寝たらいいやん」
「うん」
そんな会話をしていると、私の携帯が震えた。
着信:旦那サン
携帯を持って、キッチンの隅へ移動した。
流石に彼の近くで携帯は取れない。
受けた携帯の内容は特に問題もなく、数分で会話が終了した。
少し気まずくて、ベッドの定位置へは戻れなくて座椅子へ座ってみる。
「抱きまくら」
と彼の呼ぶ声が聞こえたので、彼の横に戻る。
また、温かい…ってか、今日は気温が凄く高い。
だから、私の体温が高くなっているのか、気分的に高揚してきたのか、少し身体がムズムズした(笑)
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