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いつからだろう?
記憶をたどる。
………
そう、出逢って一年目…
今まで付き合った人と違う彼の男性本能。
まだまだ若いはずなのに、アパートで独り暮らしの私の部屋へ滅多に泊まらず帰って行く、彼。
それでも今までにないタイプと展開にまだ私はドキドキしていたし、彼の優しさだと感じていた。
二年目…
相変わらずの彼に、少し自分に自信がなくなっていった。
でも、気持ちは変わらない。
三年目…
旅行先で入ったラブホでも「おやすみ」と言いながら寝てしまった彼。
寂しくて、泣いた。
四年目…
寂しい日と楽しい日と、嬉しい日を繰り返していた。
五年目…
プロポーズを期待してたけど、結局それらしい言葉もなく、「一緒になる?」
そう言わせる形にもっていったのは私。
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