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「すまないが、別れてくれ…高尾」
電話ごしで言われた別れ。突然緑間から電話が来てなかなか緑間からの電話などないので、一人舞い上がって電話にでてみれば別れの電話。
「…は…?…何で?真ちゃん、俺…何かした…?」
「別に…」
問いても言葉を濁す。
緑間なら簡潔に言うと思っていた。
「俺はヤダよ。真ちゃんと別れたくない」
「っ…駄目…なのだよ、…別れないとお前がっ、…」
突然緑間が涙声になり、ついに泣いてしまった。
高尾は突然の事に焦る。
緑間が泣くなんてなかなか無い事なのだ。
その緑間が泣くなんて何かあるに違いないと思った高尾は再度緑間を問おうとしようとしたが、
「真ちゃんなにかあったの…?何かなるなら言って?」
「……たか、おっ、は俺と居てっ、は、いけないっ、のだよっ、…ん…もうお前にはっ、迷惑はかけん……だから、…じゃあな…」
緑間から切られてしまった。
高尾は緑間が言った事が全く意味が理解出来ていない。
高尾にとって緑間は無くてはならない存在なのに
高尾は迷惑でもなんでも無いのに何故という言葉で高尾の心を埋め尽くしていく。
それと緑間を泣かした奴は誰だ、という怒りもこみ上げてきた。
明日緑間に会い、再度問いただすと決めベッドに入り寝た。
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