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「いやぁね、緑間君がホントに高尾君の事好きなのかなぁ、って思ってさ」
何か意外と良い奴だった
そのあとに、でもちょっと緑間君可愛いかったよぉ、と言って去って行こうとした。
あと、と付け足す様に言った。
「精々お幸せにぃ」
そう言って去った。
*****
二人きりになりちょっと気まずい雰囲気だった。
だが気まずい雰囲気を取り払う様に高尾が口を開いた。
「真ちゃん…おかえり…ほら、キスしよ?」
「えっ、あ、うぅ…」
「仲直りの、んっ、」
高尾は驚いた。
いつも余り積極的ではない緑間が自分からキスをしてきたのだ。
いつも高尾からしたいと言っても恥ずかしながらいつもしていた。
「高尾…」
「真ちゃん……」
「高尾…すまない…あんな事言って…けどっ、…高尾は…来てくれて…」
さっきのキスで恥ずかしかったのだろう。
顔を赤くしながら一生懸命喋っている姿を見て高尾はなんて可愛いんだと、思い抱き締めた。
「っ…高尾…高尾っ、」
「真ちゃん…可愛い…」
「高尾は格好いいのだよ…」
緑間はさっきよりも顔を赤くしながら高尾、と何度も涙声で発していた。
「真ちゃん…」
「…ん?」
「愛してるよ…」
「…俺も…愛してる…のだよ」
二人は顔を見合わせ、微笑んで、またキスをした。
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