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今日は7月7日、俗に言う七夕と言われる日だ。
織姫と彦星が一年に一度だけ会える日だ。
そんな説明を頭の中で思い出した緑間は、一年に一度だけとは悲しい奴らだと思いながら家路を急いで居たら、後ろから聞き慣れた声が聞こえた。
「真ちゃーん!!待ってよ~!!!」
「高尾か…何故お前は俺をちゃん付けで呼ぶのだ…」
「まぁ良いじゃん!!そだ!真ちゃんこれから時間ある?」
まさか高尾に誘われるとは思わなかった。
今日はたまたま部活が無くただ夏の予定表などを貰い家路を急いでいた。
そんな中高尾が呼び止めたのだ。
「ま、まぁ時間はあるが…」
「じゃさ!!夜の7時に真ちゃん家に迎えに行くから待っててね!」
「な、何故俺が…」
「じゃ、それだけ言いたかった!!んじゃ!!」
「あっ……」
行ってしまった。
なんだ、今日は送ってくれないのか、と緑間は思いながら家路に急いだ。
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