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「はい!!!真ちゃん!!!!」
「…?ここは……?」
緑間は良く分からない丘に連れてこられていた。
高尾は満足気だったが緑間は頭の中にハテナが飛んでいた。
そんな時、
「おい、高尾…」
「真ちゃん」
真剣な顔で緑間の方を向き、高尾は口を開いた。
「真ちゃん?大好き、生まれて来てくれてありがとう」
「え?あ…ぅ…」
突然の事に頭がついていけない緑間。
何故自分がありがとうと言われたのか、何故好きと言われたのか。
「た、…高、」
「お誕生日おめでとう真ちゃん…真ちゃんアホだからもう一回言うよ、…大好きだから、付き合ってください!!!」
高尾は告白した後深々とお辞儀をした。
少し頭をあげ緑間を見ると緑間はやっとか、と言う顔をしていた。
高尾は緑間がそんな顔するとは思っていなかったので、まさかと高尾は期待していた。
その期待通りだった。
「言うのが遅いぞバカ尾…待ちくたびれたのだよ…」
二人はやっと気持ちが通じ合ったのだ。
織姫と彦星を結ぶ天の川の下で。
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