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各方面に書類を提出したついでに校内に残っている生徒がいないか見回って確認し、ようやく自室に戻れたのは10時半を少し過ぎた頃だった。
疲労困憊でもう動けない…
部屋に着いた瞬間緊張が解けてソファーに倒れこんだ。もう一歩も動きたくない…
ゴマちゃんを抱え込み寝そうになっていると不意に肩を揺すられる。
なんなの、人がきもちよく寝てるのに…
もはやぬいぐるみを抱きしめてることに羞恥心など1ミリもない。一度見られるのも百回見られるのも同じだ。どうでも良い…私は疲れたのだ…
まあもっとも会長は私以上に仕事をこなしているが元気そうなので捨て置くことにする。私は寝る。
篠「薫ちゃーん、せめて制服脱ぎなさーい。皺になっちゃうよ」
朦朧としながらもブレザーのボタンを外そうとするがうまくいかない
薫「篠…脱がせて…」
篠「………あ''~~も~いくらなんでも無防備すぎじゃない?こっちの身にもなってほしいよ」
ブツブツ言いながらも律儀に脱がせてくれる篠を近くに感じながら心地よいまどろみに身を任せた。
篠「今日はこれぐらいで許してあげる…」
チュッ
ん?いま…なんか…くちにあたった?
まあいいか…
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