怒濤の文化祭準備

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篠「知らなかったの?」 まだ半笑いの顔で聞いてくる。 何をだよ!!という突っ込みを必死に堪えた。 篠「基本的に生徒は二人部屋でしょ?」 それは知ってる。 篠「で、今度転校生が来るでしょ?」 それも知ってる。 篠「で、その転校生は理事長の甥らしいんだ。」 薫「それで?」 篠「その甥はかなり理事長に溺愛されてる。俺も一度会ったことがあるんだけど、かなりの我が儘でねぇ~自分の思い通りにならないとすぐ泣く、喚く。まあ、とにかくうるさい。」 会長は基本的に他人に興味がない。 だから、ここまで嫌われる人も珍しい。 篠「話がそれたけど、まあ簡単に言えば、そいつが一人部屋を希望したから部屋が足りなくなったってわけ。」
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