プロローグ

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「津浜 優士様の、ご冥福を祈ります――…」 チーン…… 悠「……………」 ひそひそ―― 「可哀想に……」 「だけど、私のうちは引き取れませんわよ?」 「やだ、私の家だって、一人娘がいるのだから…」 「それに、あんな子引き取ったりしたら、うちの家にも不幸がきそうだわ……」 「ほんとほんと…」 丁度梅雨の頃、6月下旬に―――俺のたった一人の家族が消えた。 、
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