第1章

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悠「おっき……」 秋「だろ。」 悠「……………」 俺は今、秋さん家の前に いる。 昨日父が死に、独りになった俺を引き取ってくれた秋さんは、一緒に暮らすといってくれた。 正直、今の精神状態で街中をふらつくと、崩れ落ちてしまいそうになる。 トラックや車なんて、 見るだけで気絶しそうになる。 猫さえも見れない。 決して猫のせいじゃない。 昨日の猫は、何一つ 悪くない。 なのに、身体が、心が 拒否をする。 父が死んだ事故に関する ものには、全て嫌悪してしまう。 馬鹿みたい……。 ,
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