1人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
あの日俺は定期テスト期間中であった。
三階の部屋で勉強をしていた。
すると二階の方から焦げたような匂いがしてきた。
最初は魚を焼いていると思い、気にしなかったが
時間がたつにつれ、部屋に煙が入ってきた。
これはマズイ!
二階に降りると、そこは火の海であった。
さらに父、花岡啓一と母、麻美子はすでに地面に仰向けに倒れていた。
佐奈の姿が見当たらない。
俺は助けを呼ぶために外に出ようとした。
けど、玄関が燃えていて、ドアも燃え上がっている。
仕方ないので右腕を盾に突き破った。
助けをよんだ。
最初のコメントを投稿しよう!