プロローグ

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あの日俺は定期テスト期間中であった。 三階の部屋で勉強をしていた。 すると二階の方から焦げたような匂いがしてきた。 最初は魚を焼いていると思い、気にしなかったが 時間がたつにつれ、部屋に煙が入ってきた。 これはマズイ! 二階に降りると、そこは火の海であった。 さらに父、花岡啓一と母、麻美子はすでに地面に仰向けに倒れていた。 佐奈の姿が見当たらない。 俺は助けを呼ぶために外に出ようとした。 けど、玄関が燃えていて、ドアも燃え上がっている。 仕方ないので右腕を盾に突き破った。 助けをよんだ。
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