未来予知

ごめんなさい

「何で、和馬さんが謝るんですか？」

千夏は怪訝そうな顔で俺を見る。

「広子が、俺と知り合って無かったら、こんな事になって無かったから…。
申し訳無いです。」

「優が勝手に、ここに来たんだから、和馬さんは何も悪くないですよ。」

俺は、千夏に何で広子が、ここに来たのかを説明した。

広子と事前に話して、千夏には、ちゃんと話そうと言う事になっていたので、俺が勝手に思い付きで話をした訳じゃない。

説明が終わったが、千夏はあまり納得はしていなかった。

ただ、彼氏と別れるって言うところは、喜んでいた。

「時間が無いので、今日はこれで失礼します。」

千夏は、広子を連れて行った。

マンションの前に車を止めているとの事だった。

邪魔になるからと言うこともあり、滞在時間は１０分程度だった。