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「それで、大阪に戻る日は決まったのですか?」
千夏が聞いてくる。
「来月の半ばには戻る予定だよ。」
「まだ、1ヶ月以上も先の話なんですね。
良かった。
あのメールの内容なら、今日明日にでも大阪に戻るのかと思いましたよ。」
ん?
そんな内容だったかな?
まっ、俺の意図した事では無いが、相手がそう受け取ったのなら、俺が悪い…。
「千夏、広子、勘違いさせるようなメールをして、ゴメン。」
「和馬、謝らないで下さい。
早とちりして、周りが見えなくなった、優が悪いんですから!」
「…和馬さん、ごめんなさい…。」
広子は涙を浮かべた。
「気にしないで。」
俺は、広子の頭を撫でながら、言った。
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