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「魔物が巣くう6つの大陸で出来た『ウェークファイ』じゃ。もちろん、人間もおる。ただ、ちとお主達の世界とは違う所がある」
ウェークファイ……魔物が巣くう場所で俺達の世界と少し違う所?
魔物が巣くうだけで十分俺達の世界と違うと言うのに一体何が違うと言うのだろうか?
「それはの魔法が存在する事じゃ」
魔法か……。
空飛ぶ絨毯とかアラビア風か
それとも空飛ぶホウキの洋風か
どっちなんだろ?
俺も魔法使いたいな。
ファイヤー!なんて言いながら自分の手の平から炎の塊が出るのを想像する。
「ホッホッホッ、ファイヤーなどと答ずとも炎は出る」
そうなのか。
なんか萎えるな。
俺もその世界に行けば魔法が使える様になるのか?
「もちろんじゃ。最初は無理じゃが後に使える様になるじゃろう」
良かった。
「そうじゃ、お主が生き返った暁には褒美として手に入れた能力をそのまま持ち帰っても良い事にしよう。もちろん任意じゃがな」
大丈夫なのか?
世界のきんしょうとか。
「均衡か?」
そうそうソレソレ。
どうも今の状態じゃ頭がぼーっとしてダメだ。
「そうじゃな。説明は、これまでにしようかの。いつでも儂は見ておる。お主の質問には、いつ何時でも答えようぞ」
分かった。
「着いたら詳しくお主の能力について詳しく話す。着いた瞬間混乱するでないぞ」
そうシンが話した瞬間、世界がぐるりと反転した。
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