女子力欠如、アレに出会う。

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加減に注意しなければならないほど強いのか?いや、別に最強とかは求めてないんですけど。だってめんどくさい。バトルフラグが乱立じゃないか。 「いらないと言っても差し上げます。彼の後釜を探していたのでちょうどよかったです」 「もしかして、それを押しつける為に転生させるんじゃないのか」 「……」 あ、こいつ目逸らしやがった。口元が引き攣っているの丸見えだからな。 このバカの配下とやらが死んだか何かして、ちょうどよく子孫助けて死んだ私をそこに据え置こうとしたわけか。なんて奴だ。 「ま、まあ、あの……すみませんでしたお元気で!!」 神が手を振り上げると、私の身体の周囲が輝きはじめた。一瞬にして視界が真っ暗になり、同時に浮遊感が私を襲った。どうやら、落下しているらしい。 頭上にぽっかりと空いた穴が見え、そこから神が顔を出していた。こっち見んな。 「こ、この埋め合わせはいつかしますから!!」 何都合のいいことを言っているんだ。もし今度会ったら、こいつぶん殴る。 その大事なイケメンフェイス、絶対に台無しにしてやる。
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