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「ちょっと、そんなことしたらわたし達変な人になっちゃうじゃない!」
「何で?」
「だってほら、この鳥は他の人には見えないわけじゃない?そしたら、わたし達が浮いて学校に飛び降りたみたいになっちゃう。」
「またまた、わかってねぇなぁ…。人気が無いとこで降りんだよ。」
わたしの言葉に、悠哉は再び溜め息混じりに言った。
それも、自信満々で。
「そんなとこある?」
わたしは、学校の周りを思い出しながら首を傾げた。
今のところ、そんな所は思い浮かばない。
「見つけ出してやるよ。」
悠哉は、わたしの問いに挑戦的な言葉を返した。
わたしは呆れ果てて首を振ったが、悠哉がサッサと鳥に乗ってしまったので、わたしも慌てて、悠哉に手伝ってもらいながら飛び乗った。
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