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「ん?あぁ、ボスからの言伝だよ。何か知んねぇけど、ボスがこうして何か書いたもんを渡すと試験無しで転入出来んだ。」
「へぇ。そうなんだ。」
「因みにクラスも、ボスが決めない限り自由だ。」
わたしの相槌に得意気に付け足す悠哉。
「ふーん。でも、誰も知らないのにクラスが自由に選べても困らない?」
「いや、俺の好きな番号で選ぶ!」
わたしは、腰に手を当てて得意気に言った悠哉が面白くて思わず笑い出してしまった。
悠哉もつられて笑い出す。
「こら、静かにしなさい。」
あまりにも長い間笑っていたので、ついにわたし達は職員室にいた先生のうちの一人に注意されてしまった。
わたし達は笑いを必死に堪えながら同時に謝る。
そこに、ちょうどいいタイミングで校長先生と先程慌てて走って行った先生が校長室から出てきた。
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