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「うわっ!うっま!
めちゃめちゃおいしい!」
ゆうと君、その幸せそうな
笑顔を拝めるだけで
5時起きの疲労なんて
消滅しますよ
「っいやー、
山ちゃんのご飯は本当に
いつもおいしいなー!」
「ははっありがとーう」
「お礼言うのはこっちだよ!
いつもありがとうね!
…昨日勝運魂だったのに、
こんな豪華なお弁当
大変だったでしょ?」
「俺がきついことより
ゆうと君があーんな
糞みたいな学食を
無理して食べてるとこ
見る方が辛いし…」
「そうそう~、
日替わり定食しか
メニューないくせに
何故か毎回僕の苦手なモノ
入ってるんだよな…
ってコラ!(笑)
食ーべーれーまーすー
嫌いなモノも食べれます!
ってか、そんな嫌そうな
顔しながら食べてるかなー?」
「俺から見たらそりゃもう
えらい顔で食べてる」
「えーっ!
…僕、知らないうちに
おばさんに悪いことしてたな
や山ちゃん言ってよー!」
「だからお弁当作って
きてるんじゃん?
ほら、これも食 べて!」
昼休みの屋上は天国だ
寒いから誰もお弁当食べに
来たりしない
…俺がゆうと君のために
ヒーターと毛布を
用意してるなんて知らず
「うっ、っぃて」
「ゆうと君?」
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