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「ぅっく…ぅ、やまちゃあ。」
「えっ!どどどうしたの!」
朝7時に愛しい君からお電話お電話。
「うっ、ぐっ。」
「だ大丈夫?ねえ!なっ、どうした!」
「さっ、最初はね、ぅっ電話我慢しようって、っ思ったの。」
「うんうん。別に我慢なんて…。」
「っ、でもね、やっぱりね、ぅっ。」
「やっぱり電話しちゃったんだね。わかったよ。それでどうしたの?」
「や、…山ちゃんが死んじゃう夢みたのおっ、うっ、」
なあんだ、そんなこと。
なんて言わないよ。
「わかった、すぐ行くからね。俺が生きてるって見せてあげるね。待ってて。」
「っ!そんな!いいよお、遅刻しちゃう。」
「待ってて、泣かないで待ってて。」
可愛い君のことだもの。
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