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「やまちゃあ~。」
「どうしたの?」
夕方6時に愛しい君からお電話お電話。
「えへっ、あのねえ。明日どこに行くの?」
「なにそれ、デートプラン事前に言ったら面白くないよ。秘密にしとこ。ね?」
「気になってご飯食べられなーい。」
「じゃヒントね。」
「いえーい。」
「ゆうとくんがすっごい好きなもの見に行こう!」
「わかった。犬。」
「えっ!(なんでわかったんだ)……せ正解。」
「チョロすぎ~。でも嬉しいな!僕が犬好きだって覚えててくれて。」
ふふっと笑うその息づかい。とてもとても愛しい。可愛い。
「僕ね、大人になったら3匹は犬ほしいな!もちろん全員家の中で飼うよ。大型犬を一匹。ゴールデンレトリバーならなおよし。へへっ。あとは小型犬2匹。シーズーとキャバリアならなおよし。……ん?シーズーとキャバリアって小型犬だっけ?(笑)」
「明日見たらわかるよ。」
「待ちきれないな~。」
「じゃ、今から行っちゃう?」
「嘘っ。今から?」
「そう、今から。ペットショップやまだ。」
「ペットショップやまだ?(笑)……え~、まだやってるかな?」
「う ん。今なら従業員がお迎えにあがりますよ。」
「ばか。行ってやる。」
「んーん、今から行く。待ってて。」
可愛い君のことだもの。
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