第一章 始まりの定め

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第一章 始まりの定め 『ふんっ…俺に名乗れってか… はぁ………俺の名は龍麗。 てめぇは、何歳でなんつー名だ?』 どすの利いた声。 後退りしていたが壁に激突。 逃げ場ない…(-_-メ) 『えっと……名前は、龍嘉です……歳は………多分十五』 曖昧に答えたのが気に入らなかったのか、眉間に皺を寄せていた。 「多分? 自分(てめぇ)の歳もわからねぇのか? 龍嘉…?」 歳がわからない事に怒ってた(-_-#) 龍麗と名乗った男は、とうとう俺の目の前までやってきた。 そして止まる。 黙って俯いた(-_-) 実際わかんないから(T_T) ふんっっと嘲笑って俺の顔の真横に右手を置いた。 龍麗…さん? 長い袂が真下に下る。 龍麗さんの息遣いも聞こえる。 冷たい吐息がかかると思って顔を上げた。 龍麗さんの顔が目の前。 少し顔を俯けた状態の龍麗さん。身長大きいよ。 近くで見るとやっぱり怖いし綺麗に整った輪郭。 口角が少し開いた。 「さっき、妙に苛立ってたよなぁ? 骨が折れたらどうとか…なんで此処までやったんだ?」
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