第一章 始まりの定め

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第一章 始まりの定め 『ゴホッゴホッ』 血を吐いて和室の角にうずくまる少年がいる 腹を抱える少年に駆け寄る女人。 怒った男に泣きわめきながら許しをこう女人の髪を 男は鷲掴みにして壁にたたき付けた。 少年を睨み付ける 「ガキ一人生めないでこんなガキを拾ってきやがって!! しかもこんなかみっきれがあるなんて聞いてねぇぞ!!」 男は、そう言い放つと四角形の和紙をグシャグシャに握り潰した。 そこへ人相の悪い男が二人近付いてくる。 やくざ者だ。 この男も。 何やら会話をして出ていった。
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