愛し方を教えます。

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「入ってる、入ってる」 よく見ると顔面の真ん中に綺麗にパンチがきまっている。 「げっ!」 霊能力者は慌てて手を離す。 だから0能力者なのよ。 てか、器用すぎでしょ。 「いてぇな、兄ちゃん。 初っ端、ワンパンかましてくれるとはいい度胸してるじゃないか。 あぁん?」 パンチをもらった怖い顔の男は痛みを堪えながら、霊能力者の胸倉をガシッと掴んだ。 怖い顔の男は鼻血がだらりと出ている。 余程強い力だったのだろう。 「す、す、すみませんっ!」 ガクガクふるえながら霊能力者は謝る。 ダサイ。 「すみませんじゃすみませんよ。 落し前付けて貰おうじゃないか」 あれ? この男、しれっとダジャレを言ったよね? まぁ、いいや。 ここはスルーしとこう。
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